帽子キャラバン パリ ポスターが出来るまでの一部始終

帽子作家Ruu Ruuさんが催す100%LOVEのお洒落パレード、帽子キャラバン

今年はパリで開催ってことになり、何となくの流れでsaihateがポスター制作をやらせてもらうことに。
制作過程を逐一twittermixiコミュで公開し、皆さんからご意見もらったりしてユルりと楽しい制作だった。
せっかくなので、ここで制作過程を改めて公開。

01.頂いた素材は伊藤清泉によるドローイング。

清泉さんにお会いしたことはないが、(富山ONE EARTHフライヤーなどで絵は拝見したことはあったが、この件で名を知ることに)エネルギッシュな絵だ。
これに文字をならべれば完結するクオリティーと存在感だが、、、ちょとアート寄りになってしまうかな、、、と。
せっかくデザインをさせてもらうんだから、遊んでみよう。

02.素材を切り抜く

Photoshopで素材を切り抜く。
キャンパス画なので荒目の感じを大事に抜いていく。
全体をどうするか?
とりあえず恒例saihate ANIME MANDALAを添えてみる。
なかなか相性が良さそうだ。

03.足りない部分を加筆する

絵を切り抜き完了。
切れ目が目立つのでキャンパスの荒目が馴染む様に気を使ってない部分を加筆。

●saihate ANIME MANDALAを載せる

絵の色にも流れにも合うので、これで進めることに。
偶然にも帽子っぽくなった。
saihate ANIME MANDALAはアニメーションでVJ素材を作る時の副産物。
アニメは何百枚も絵を並べて動いてみせるのだが、 その一枚一枚を並べるとこうなる。
狙ってない美しさがある(一枚一枚は次へ展開する狙った流動なので、当然の結果ともいえる)。

●文字を載せる

まずは確定している文字要素を載せてみる。
ここからが「デザイン」だ。

●大きく壊す

帽子キャラバンはポップなイメージが強い。
清泉さんの絵はエレガントなので、そのままでは大人っぽくなってしまうので、あえて世界観を壊しにかかる。
デザインする時は一回暴走させて、馴染ませることをよくする。
そこから「引き算」が始まる。
twitter上でも「やり過ぎ」の声が上がっていた(笑)

●ラインを足す

どうにも男っぽいイメージなので、柔らかなラインと色を添えて女性っぽさを加えてみる。
ここで初めてルゥさんサイドに確認を出す。
仕事ならば画家の絵を描き消ししたり上に他のグラフィク載せるのなんて勝手に出来る事ではないが、 これは仕事ではないので。
結果良くなる自信があれば仕事でもsaihateはそのやり口をとることが多く、ビジネス特有の中間が多いモタモタは嫌い。

ここでtwitterから「日本の感じが欲しい」との意見が。
確かに、そうなんだ。
50人もの日本人が集結するんだから、 それをアピールしないと。

●流れを出すために色々やってみる

安直だが[祭」の漢字を入れ込む。

俯瞰で眺めると、下段saihate ANIME MANDALAから清泉さんの絵にかけて最上部に集約しほとばしる流れを感じる。
華やかにエネルギーを昇華させ次に向かう帽子キャラバンには、そういうイメージがある。
流れとラインを活かしてみようと色々やってみる。
が、チマチマ細かく頑張る割に効果が出ない。
逆にどんよりしてきた、、、迷走。

●ブレイク!

こういう時は、一発ブレイク!
saihate ANIME MANDALAを画面一杯にして、イメージをリセット!
今までの執着をチャラにする。
うお〜、凄い。やる気が出る(笑)

●ラインと雫でほとばしり感を

リフレッシュで、チマチマ引いてた上のラインは捨て!
明確なラインとほとばしる雫を加筆。
うん、イイ感じに。

●[愛]のロゴ

ここでポスターのサイズがA4からA3に変更。
普通だったらここで変更はつらい。
が、文字要素がどんどん増えてグラフィックを圧迫する勢いだったので、余白が出来てラッキー。

100% LOVE & PEACEパレードのシンボル[愛]のロゴ素材をGET。
ルゥさんの息子MUIによるものだ。
とりあえず、載せる。

●最後の仕上げを投げる

どうしても男っぽい&日本的なイメージにならないので、試行錯誤。
「祭」の文字だけでは力不足・・・というより、漢字によるイメージはヨーロッパでは中国と一緒くたになりそうだ。

とにかく[MATSURI]の文字が全体を決めるのは間違いない。
ここでパレード参加者のゴクブトにタイポの依頼を投げる。
ゴクブトは今回ライブペインターとしての参加だが、彼のタイポデザインは一級品なのだ。

画竜点睛って部分です。

ゴクブトのタイポを待つ

ゴクブトに投げたテーマは「女性っぽさと日本っぽさ」。
レスポンスよく何点かやってくるが、どれもぱっとしない。

本人も「迷走」していると言うが・・・

●自分で表題を描いてみる

こうなったら、自分でもやってみよう!

「毛筆は日本的」という安直な初動で、書道。
シャワーを浴びて、フンドシ一丁で書!

MEOTOの相方ほのるるにも何点か書いてもらう。

●ネット投票で題字[MATSURI]を決める

ほのるる書

saihate書

ゴクブトタイポ

ゴクブトのタイポもイイ感じのが到着。

出揃ったのはこの3点。

ここでtwittermixiコミュを使ってこの3点を公開、みんなから意見を求め、投票を開始。

翌朝まで待った結果、ゴクブトのタイポが一番評判がいいので、決定!

自分でこだわって書いたものには愛着が出てしまい(もちろん自分が一番良いと感じるモノをアウトプットしているんだし)、客観視出来た意味は大きい。

改めてリアルタイムで情報交換、気軽に伝播出来る時代に感謝。
もっといえば、一部始終をUSTREAM配信なんてのもやってみたいな〜と。

早速saihateの制作だだ漏れチャンネルを開設。
今後はここで多くを共有していこうと想います。

こういうことは仕事じゃないから出来るんだろうけど、最近ではビジネスでも全公開しちゃう時代が到来しつつある。
「裏表があるのが仕事」って解釈している人も多いけど、そろそろ卒業なんだろうね。
どんどん共有が進んでいる。

良いものはイイ。

所詮それしか行き着く答えは無いんだから、賢い策略なんてのは無駄になる・・・というより、逆に信用を失うことにもなりうる、情報化社会がくれたそんな時代です。

●完成!!

ゴクブトのタイポを入れ込み、完成!。

ここで細心の注意を払ったのは、[MATSURI]題字の[A]の丸。
ここで日の丸を表現したいんだけど、さすがに赤を入れるとそこに目が集中し過ぎてバランスが悪い。
丁度いい赤味、、、それにこだわりました。

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2 Responses to “帽子キャラバン パリ ポスターが出来るまでの一部始終”

  1. [...] ちなみにポスターはsaihateによるもの。 制作秘話はコチラより(帽子キャラバン パリ ポスターが出来るまでの一部始終) [...]

  2. [...] ちなみに帽子キャラバンのポスターをsaihateが制作し行き詰まった時、タイポで助けてくれたのもごくぶと。 (帽子キャラバン パリ ポスターが出来るまでの一部始終) [...]

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